2014年10月23日木曜日

「Gugendo Laboratoory」のニュースから。

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2014年10月22日

暮らしの道具としてのストール



まだ暑さの残る頃、
草花に囲まれた一軒家で、
美味しいコーヒーと焼きたてのピザをいただきました。
訪れたのは島根県からもほど近い広島県安芸高田市にあるtentenhouse(テンテンハウス)さん。
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暮らしのすみずみまで、お2人の目の行き届いたご自宅では、
冬に向けて、Gungendo Laboratoryのウールの手織りのストールを織って下さっていました。
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とっても不思議な印象を受けるストールです。
なにか特定の流行とかスタイルとは無縁で、
作家の個性の主張も感じられません。
それでも存在感はしっかりとしている。
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頭に浮かんだのは、
随分昔の地元の大工さんがつくった
アンティークの椅子に似ている存在感。
流通させようと意図されつくられた訳ではなくて、
作家としての個性の演出とも無縁のただの道具の美しさ。
新しくつくられたばかりなのに、こんなものがあるのかと驚く、
そんなストールでした 。
おいしいコーヒーとピザをいただきながらの会話の中で、
「私たちの作るものは民藝だから、暮らしの道具だから」
とおっしゃっていた言葉に、そういうモノづくりのもとがあるのかもしれません。
そもそも「民藝」という言葉は、「民衆的工芸」の略語で、柳と美の認識を同じくする陶芸家の浜田庄司、河井寛次郎らによってつくられた言葉である。 つま り、民藝品とは「一般の民衆が日々の生活に必要とする品」という意味で、いいかえれば「民衆の、民衆による、民衆のための工芸」とでもいえよう。
日本民藝協会 「民藝とはなにか」より抜粋
http://www.nihon-mingeikyoukai.jp/society/what_2.html
お二人が考え、生み出す、美しい暮らしを分けていただいたような、
幸せな時間はあっというまに過ぎていきました。
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とっても静かにそのものの良さを語っているかの様な
tentenhouseさんのストールを、ぜひ手に取って見て下さい。
Gungendo Laboratory オンラインストア
暮らしの道具としてのストール
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以上「Gungendo Laboratory」のニュースから。